【活動時間】

薄明薄暮性で、コアエリア内で日中の暑さを回避し、早朝や夕暮れ前に狩りを行う(Johnsingh 1982)。飼育下でも一日に午前と午後の2回に活動のピークがある。 

 

【餌】

餌の種類は多岐でアクシスジカ(Axis axis)、サンバー(Cervus unicolor)などの有蹄目、ノウサギ、小型爬虫類、奬果などを採食します(Karanth and Sunquist 1995, Andheria et al. 2007, Wang and Macdonald 2009など、糞分析による)。

 

トラやヒョウとの餌を巡る競合を避け、餌がより豊富な時期には、特にアクシスジカなどのより小型の獲物を選好することが報告されている(Barnett 1978など)

 

【狩りの方法】

皆で獲物を一斉に追いかけて仕留める、一部の個体が藪などに潜み、その他の個体が獲物を追いこんで仕留める、など、狩りの方法は複数あります(Fox and Johnsingh 1975)。

 

狩りの最終段階では、複数の個体が餌動物を噛んで押さえつけ、一部の個体が基本的にその獲物の神経終末(シナプス)の多い部分に噛みついて血管迷走神経性ショックを起こさせ、内臓を引きずり出し、生きたうちから食べ始めることが観察されています(Barnett 1978など)。 

 

最終更新日:201519